
1: 山梨◆lKceO1.r3A 投稿日:2016/01/11(月)20:28:55
・ブラジル・リオデジャネイロで8月、五輪が開催される。
南米初の五輪に向け、施設整備などはほぼ順調だとされるが、国を挙げての祝祭ムードにはほど遠い。
ジルマ・ルセフ大統領(68)は弾劾の危機に立ち、経済は過去20年で最悪。治安も悪化傾向で、テロの恐怖も影を落とす。いくつもの不安を抱えながら、ブラジルは五輪イヤーの幕を開けた。(SANKEI EXPRESS)
「良くなると思ったが…」
「五輪開催が決まって経済が良くなると思っていたのに正反対だ」。
リオ在住の広告代理店勤務タチアナ・ミシェランさん(34)は嘆いた。
主会場である五輪公園は95%の工事が終了。
大会組織委員会のヌズマン会長は先月「競技施設の建設に問題はない」と自信を示したが、2015年7~9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%減で、現在の統計システムが始まった1996年以降、最悪の落ち込みに。
中銀は通年で約3.6%減、ことしも約1.9%減と見込む。庶民は物価高騰に苦しんでいる。
リオの名所コパカバーナ海岸では2009年10月、約10万人が五輪招致を祝った。
しかし、先月13日に海岸に集まったのは「ジルマ(ルセフ氏)は去れ」と叫ぶデモ隊だった。
デモ参加者は五輪が汚職の温床になるとして「こんな状況では開催に賛成できない」(43歳男性)と述べ、政治への不信感をあらわにする。
経済低迷に与党政治家も関与したとされる大規模な汚職事件も絡み、ルセフ氏の人気は低迷。昨年8月には支持率8%と記録的な低率を示した。
与野党の対立は一段と先鋭化。政権が年金や貧困対策費などを国営銀行に肩代わりさせたとされる問題で、大統領の弾劾手続きが先月始まった。
国会は連立与党が多数を占めており、現時点では弾劾成立の可能性は低いが、政治は当面、安定しそうにない。
国際オリンピック委員会(IOC)のリーディー副会長は「ブラジルは政治、経済的に困難な状況。五輪への影響は避けられない」と懸念する。
・殺人増加、テロ懸念も
経済低迷に伴い、治安も悪化。リオを州都とするリオ州では12年まで漸減傾向だった殺人事件数が13年から増加に転じた。
路上強盗も13年以降急増している。
パリ同時多発テロを受け、テロへの不安も増す。
リオの公証役場職員らの協力を得たシリア人72人が12~14年、偽造出生証明書を利用してブラジル国籍を取得していた疑いが昨年12月に浮上。
インターネットでイスラム過激派のテロなどへの共感を示す発言をしていた者もいるとされる。
政府は大会期間中、軍も動員し、8万5000人態勢で警備する方針だ。
(後略)
全文は「産経ニュース」の「「五輪が決まって良くなると思ってたのに…」政治・経済・治安 五輪イヤーにリオ三重苦」で
http://www.sankei.com/economy/news/160109/ecn1601090002-n1.html
http://www.sankei.com/economy/news/160109/ecn1601090002-n2.html
http://www.sankei.com/economy/news/160109/ecn1601090002-n3.html
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